[No.504] 副鼻腔炎について教えて下さい。 From:ゆき 2018-08-22 (wed) PM 08:19:27
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こんばんは。 以前、副鼻腔炎の診断はされた事はあります。無症状だった為、治療はしていません。 最近、頬痛や眉毛の辺りが痛かったり、何か違和感があったので、以前、副鼻腔炎と診断された耳鼻科へ行ったのですが、鼻を診ただけで経過観察で終わりました。 眉毛のあたりの目のくぼんだ骨辺りが痛く、目も見にくい気がします。市販のイブ「鎮痛剤」で症状は良くなります。 こういう症状は、耳鼻科では、他の病院に行った方がよろしいでしょうか? 後、レントゲンを撮らずに鼻を診ただけで、副鼻腔炎ではないと言う診断が出来ますか?
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Re:副鼻腔炎について教えて下さい。
From:むぎ
2018-08-24 (fri) PM 08:32:22
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ゆきさん、書き込みありがとうございます。
副鼻腔炎である、という診断をつけるためには、鼻を見るだけで十分なことはありますが、副鼻腔炎でない、という診断を最終的につけるためには、単純なレントゲンだけでは不十分で、CTやMRIを撮影しなければ無理でしょう。ただこれは、鼻だけ見て経過観察とされた先生を否定しているわけではなく、ゆきさんの言っておられる「副鼻腔炎でないと診断する」ということが、医師から見るととんでもなく難しいことなのに、素人は恐ろしいこと聞くなあ、という事なのです。
副鼻腔というのは顔の骨の中にある空洞で、大変複雑な構造になっています。その複雑怪奇かつたくさんの空洞がある副鼻腔の中に、少しでも粘膜が腫れたところがあったり、少しでも膿がたまったところがあれば、副鼻腔炎と言うことになりますので、最終的に副鼻腔炎でない、と診断するためにはCTかMRIですべての副鼻腔に問題がない、と証明しなければならないのです。
ただ、副鼻腔炎にも重症から軽症まで色々あります。副鼻腔炎であっても大した症状がなくて治療の必要がないものもたくさんあります。副鼻腔炎が少しでも怪しい人に全部CTやMRIをとっていては健康保険は破綻してしまいます。
医師は何にも考えずに必要そうな検査を何でもかんでもやっているわけではなく、常に症状の重症度や検査の必要性に加えて、検査のお値段なども考えながら行う検査を決めています。
以前副鼻腔炎と診断された同じ先生が、今回はレントゲンも撮らずに経過観察とされた、ということはそれなりの理由があっての事でしょうから、ご指示の通りしばらく様子を見て、治らなければ、治らないんですけどといってもう一度受診されればよいのではないでしょうか。他の病院に行かれると、これまでの経過がわからなくて初めから検査がやり直しになりますし、以前効いていた薬などの情報もないので、同じ病院にもう一度行かれる方がよいと思います。
ただ、副鼻腔炎から視神経に炎症が波及して、視力障害を起こす場合がありますので、もし受診されたときに目が見えにくいことを先生に伝えておられなかったのであれば、早急に受診されてお伝えになったほうがよいと思います。あるいは眼科を受診されて、視力に問題がないことを確認された方がよいと思います。目が見えにくいと言っても単なる疲れ目の場合もありますので、すべて副鼻腔炎のせいとも限りません。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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