音声障害にお悩みの方へ
音声障害にお悩みの方へ
音声障害とは声の障害をひとまとめにして呼ぶ名前です。
症状としては声がすれ、声が出にくい、のどの痛み、話すと疲れるなどがあります。
疾患としては、声帯ポリープ(喉のイボ)、声帯結節(声帯ポリープの小さいもの)、声帯の炎症、声帯溝症(声帯がやせてシワが寄ったもの)、反回神経麻痺(声帯の神経の麻痺)などによって起こります。これらの疾患の原因となるのは、風邪、声の酷使、喫煙などです。
気を付けていただきたいこと
声に障害のある時には声を休めることが必要です。そのために次のようなことを心掛けてください。
・できる限りしゃべらない
・うがい、水分摂取でのどをうるおす
・のどに力を入れない
・ストレスを避ける
以下のようなことは避けましょう。
・大声、ささやき声、長話、カラオケ
・電話や乗り物の中での会話
・喫煙、飲酒、刺激の強い飲食物
・咳、咳払い、声を絞り出すこと
音声障害の治療
投薬:抗生物質、炎症を抑える薬、去痰剤などでのどの炎症を抑えます
局所治療:のどの吸入、薬剤の塗布などがあります
当院の音声治療について
上記のような治療にも反応しない音声障害、いったん治っても繰り返すもの、仕事で声を使わなくてはいけない方などでは、音声治療を行ないます。
これは、声帯に負担をかけない発声方法を練習して頂くことにより、治癒や再発防止を目指すものです。
当院では練習方法をご指導し、ご家庭にてご自身で練習して頂きますので、ご希望の方はお申し出下さい。