一粒の麦地に落ちて死なずばただ一粒のままに終わらんされど死なばやがて豊かに実を結ばん
  • HOME  
  • 病気について

病気について

鼻の病気


減感作療法を受けられる方へ 

2011-02-02
減感作療法を受けられる方へ
 
 
1.減感作療法とは

減感作療法とは、アレルギーの方に対する注射による体質改善治療です。
治療を受けられる方のアレルギーの原因物質のエキスを、ごく薄い濃度から注射し、だんだん濃くしてゆき、ある一定の濃度になったところでその濃度(維持量)の注射をずっと続けて、体を慣らしていく方法です。
 
 
2.治療の実際

濃度を濃くしてゆく初めのうちは週1~2回、維持量に達すればだんだん間隔を1週間に1回、2週間に1回と長くして、最終的には1ヶ月に1回の注射を合計2~3年続ける必要があります。最低3年続けたほうがあと戻りが少ないといわれています。
 濃度が薄いうちは効果が出ませんので、初めのうちは飲み薬や点鼻薬も併用します。注射の効果が出るまでには個人差もありますが、1週間に2回の注射で2~3ヶ月かかることが多いようです。

 
3.治療の有効性

有効率はハウスダスト、スギとも8割前後といわれています。効果が出ない方も2割前後おられるということです。
報告ごとに有効性の割合は若干異なりますが、ほとんど薬を使わなくてもよい程度になるものが3割前後、ときどき薬を使えばよい程度に軽症化するものが4~5割前後の報告が多いようです。ただし、注射をやめた後数年後にまた症状が出てくるあと戻り現象を起こすことがあります。
したがって、ときどき薬を飲めばよい程度の軽症の方では、減感作療法よりも薬による治療をお勧めします。通年性のアレルギーでほとんど1年中治療を必要とする方、季節性のアレルギーでも薬だけでは症状をコントロールできない重症の方には、減感作療法をお勧めします。
 
 
4.治療上の注意

副作用として、注射部位の腫れやかゆみ、まれに喘息発作やじんましんを起こすことがありますので、体調の悪いときは注射しない、注射後30分は院内にとどまるなどの注意が必要です。特に喘息がある方では、喘息発作に気をつけなければなりません。
当院では注射20分後に医師が状態を拝見してからお帰りいただきますが、その後も様子がおかしいようならすぐご連絡ください。また、注射当日の夜、注射の跡の腫れ具合や体の状態を裏面の実施表に記入してください。


 
無断転載を禁ず・むぎ耳鼻咽喉科医院