一粒の麦地に落ちて死なずばただ一粒のままに終わらんされど死なばやがて豊かに実を結ばん
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妊娠とお薬 

2011-02-02
妊娠とお薬


 
お母様の飲んだお薬は、消化器官(胃腸)から血液の中に取り込まれ、全身を回って目的の場所に運ばれます。おなかの赤ちゃんには、お母様の血液から胎盤を通して栄養が行っているので、お薬も赤ちゃんにも行ってしまいます。
赤ちゃんへの薬の行きやすさと影響は、薬によって違います。
次のような原則をご理解のうえ、詳細は医師にご相談ください。

 
1.妊娠の時期とお薬

 
① 受精前~妊娠3週末(次の生理の予定日の少し前)

この時期には、胎児が重大な薬の影響を受けた場合は流産してしまいますので、安全に妊娠が継続している場合には、薬の影響はなかったと考えられます。

 
② 妊娠4週~7週末

絶対過敏期と呼ばれ、脳、心臓、消化器、四肢などの重要な臓器が作られる時期ですので、薬剤の投与はもっとも慎重に行わなくてはなりません。

 
③ 妊娠8週~15週末

重要な器官はもうできていますが、性器や口の天井はまだできる途中ですので、催奇形性のある薬剤の投与はまだ慎重に行わなくてはなりません。

 
④ 妊娠16週~分娩まで

赤ちゃんの体の形はもう完成しているので、薬の影響で奇形になることはありませんが、赤ちゃんもお薬の影響を受け、大人よりも副作用が起こりやすいので、使うお薬の種類は慎重に選ばなくてはなりません。解熱消炎鎮痛剤による胎児の循環器系の異常、アミノグリコシド系抗生物質による難聴などの重大な副作用がよく知られています。
妊娠後期のお母様には、原則として赤ちゃんにも使える種類のお薬を必要最小限差し上げます。飲み薬ではなく、点鼻薬、点耳薬などを使うこともあります。こうした薬は血液の中に吸収される量がごく微量なので、飲み薬よりも安心して使えます。

 
2.妊娠中の体の変化

妊娠中には体の中の血液の量が増える、異物に対するからだの抵抗力が抑えられるなどの変化があり、鼻がつまりやすくなったり、蓄膿や鼻炎の症状がひどくなったりすることがよくあります。これらの多くは出産後体調が元に戻ると治ってくることが多いので、妊娠中は医師と相談して症状をコントロールしながら、快適なマタニティライフをお送りください。


 
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