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鼻粘膜電気凝固術


鼻粘膜電気凝固術

花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎や、慢性鼻炎の方は通常お薬による治療で鼻づまりが軽減されますが、中には鼻づまりが改善しない方にお勧めの治療法です。
患部の処置に使用する機器は異なりますが、花粉症のレーザー治療と同じような効果が得られる治療法です。

鼻粘膜電気凝固術で期待できる効果

・鼻づまりが軽くなる
・くしゃみなどの症状が軽くなる
・症状が軽くなりお薬を飲まなくてすむようになったりお薬の量が減る

アレルギーに反応する鼻の粘膜(下甲介粘膜)を電気で焼き容積を減らす処置ですので、症状が軽くなる効果が期待できます。

処置の種類と後療法

粘膜の表面を焼く方法と、粘膜に針を刺して粘膜の内側を焼く方法があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

①粘膜の表面を焼く方法

痛みが比較的少なく注射の麻酔が不要ですので、小学生のお子様でも可能です。
術後2~4週間は鼻の中にかさぶたがつくので、かさぶたで鼻がつまって苦しい場合はかさぶたをとるために頻回の通院が必要ですが、粘膜の表面の鼻水を作る細胞のある部分がやけどになるので、くしゃみや鼻水が多い人に向く手術です。

②粘膜の内側を焼く方法

注射の麻酔をする分、手術時の痛みは少し強いですが、術後のかさぶたが少なく、比較的早く鼻づまりが取れるので、鼻づまりの強い人に向く手術です。

③どちらの方法でも

手術前の鼻づまりが強い場合、1回では奥のほうまで焼ききれない場合があるので、術後1ヶ月ほど様子を見て、鼻づまりが取りきれない場合はもう1度追加の手術をする場合もあります。

またいずれの手術も腫れた粘膜を縮小する対症的な処置であり、アレルギー体質自体を改善するものではないので、アレルギーの治療(原因対策、症状が出たときの内服治療、体質改善治療など)を怠ると、1~数年で症状が再発することがあります。

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